明日葉とは

明日葉について、はじめに

明日葉

あしたばというのは、伊豆七島をはじめ、伊豆半島、真鶴岬、三浦半島、房総、紀州など、黒潮のめぐる海岸に自生する、アラカサバナ科の多年草本です。

明日葉が属する、アラカサバナ科には、ミツバ、セリ、セロリ、パセリなどの仲聞かあって、これらはアクが強く、香りも強く、かすかに苦みがあって、強壮食として昔から知られていました。

明日葉の若い葉をつみとってしまうと、次の日にはもう新芽が出てくるほど生命力が強いことから 明日葉 と命名されました。

昔、流刑者が八丈島に流され、彼らの唯一の精のつく食物であったことから八丈草 とも呼ばれています。

明日葉の葉は、ウドに似ていて、茎や葉柄は大きくて、夏の終り頃になると大きな傘状の花穂を出して、黄色ぼい白い花が咲きます。葉柄をちぎると、淡黄色の液が出てきます。

一方花の方は、ハマウドに似ていて、セリのような独得の香りがあります。

小さい時は、ミツバを大きくしたような形ですが、大きくなるにしたがって、子ども位の背丈ほどに大きく伸びて、再羽状複葉となります。

後でのべてゆきますが、アシタバには、各種のビタミンやミネラル、タンパク質などがバランスよく含まれていて、アシタバを常食している、八丈島の人には高血圧の人が少なく、血圧降下作用だけでなく、ガンの予防、貧血、健康増進などの薬効があることが専門家の人により認められています。

それから、伊豆七島や八丈島では、アシタバを乳牛に食べさせるわけですが、これによって乳牛の乳量が増大し、質もよくなることが実証されています。

このように、強い生命力と特異な香りをもつ、あしたばは八丈島や伊豆七島などでよく知られていたのですが、ゲルマニウムやビタミンB12など驚異の栄養素を含む薬草であることが最近わかったために広く知られるようになりました。

明日葉の新芽